fizzさんから以下の書き込みを頂きました。

いつも翻訳有り難うございます。

アノマリー投資については、私はいまだにメインシナリオに共感した見方のままです。近ごろの相場は、中央銀行の強い影響が指標と株価とを底上げしているために、本来の下落サイクルが見えにくくなっているように思います。しかし、剥落は時間の問題だと思っています。

昨年9月や今年1月に、利上げの影響であれだけの暴落があったのに、6月の利上げを織り込んだDJIの値動きが最高値付近の$17,851というのはギャグなのでしょうか。G7が議論する「クライシス」とは、どこの世界のことなのか、株価を見ていると分からなくなります。
管理人の考えるメインシナリオは今までのものと変わりません。
メインシナリオ2016May


今後S&P500が下落すると思う理由ですが、以前の紹介記事がよくまとめてくれています。
米国経済の急激悪化を示す11の兆候、たとえ株式が高騰しようとも

米国株価は大統領選と強く相関しています。選挙を有利に勧めるための財政政策が出尽くして選挙翌年には株式が下落します。その下落幅や時期はその時々の情勢に依存します。サブプライムバブルのときはレーマンブラザーズ倒産を迎えてしまい、投資家に与える心理的影響が大きく、急落となりましたが下落は短期でした、一方ドットコムバブルのときは個別案件で大きな出来事はありませんでした。 しかも9.11を迎え逆に米国人の愛国心をくすぐり買い支えを引き起こしたため底を迎える時期が遅くなりました。今回はたぶん底を迎えるのは2017年内だと思うのですが、もしかすると2018にずれ込むかもしれません。底値でS&P500は1000を切ると思いますがこれも状況しだいです。長期バリュエーション変動からすると今後数年が谷底になるので大きく切り下げる可能性が高いです。次の谷を迎えた後は長期バリュエーションは上向きになり、また株式は長期上昇を続けるはずです。

大統領選挙の年の9,10月の株価は大統領選挙の結果ととても強い相関があります。左下の参考図書、市場のサイクルは永遠に、を読んで下さい。トランプ氏はこのことを積極的に利用しようとして米国経済は不調で今の株価は危ういと言います。一方現在のFRB議長Yellenは民主党員です。FRG議長が民主党員となることはとてもめずらしいものです、グリーンスパン、バーナンキと歴代FRB議長のほとんどが共和党支持者です。Yellenは9,10月の株価維持を強く念頭においているでしょう。こういう話は「原因と結果」「読み物」として面白く私も大好きですが、投資戦略としては平均回帰と双方向でのオーバーシュートが大切です。今起きているのはFEDの異次元緩和終了と株式下落不安で投資家がゴールドにポートフォリオ分散を昔のように戻し始めているところです。ゴールド、金鉱株の平均回帰上昇で、平均回帰後もオーバーシュートするはずです。それはたとえば2017年年初めに各種アセットのパフォーマンス比較がメディアに掲載され、ゴールドや金鉱株が過去一年のパフォーマンスでとても優れた結果となり、主要メディアがはやし立て、さらに資金流入が増える時でしょう。そういう状況が一年以上つづくかもしれません、こればかりは良くわかりません。こういうときにGTCで少しづつ売ることです。

Zeal の詳細な分析によると、過去の実績から言うと金利上昇がゆっくりと行われるときにゴールドは良く成長しています、緩やかで長期の相場ほど大きな相場となるということです。よく言われる簡単で受け入れやすいロジック「ゴールドは金利を生まないので金利があがるとゴールドは嫌われる」というのはとても説得性のあるウソです。正しいロジックは「株価が下落するとゴールドは輝く」です。昨年12月なかばにはFEDが9年ぶりの金利引上を決めた翌日がゴールドの底値でそこから大きく上昇してきました。まだ半年前のことなので多くの市場参加者はこのことが記憶にあります。さすがに投資家も勉強しますから、次回の金利引上に際しては昨年12月と同じようにはならないと思います、相場が先取りするでしょう。

最後に、このブロブのコメントには管理者承認を設定していません。いくらでも書き込んでください。だれかが書いていましたが、匿名ブログへの匿名コメントです、気にすることなど無いのです。管理人はこう考えますが、人によって考え方はいろいろです。そもそも市場参加者のほとんどがこのブログの管理人と同じ考え方ならContrarianの看板を下ろさねばなりません。

最近このHPに出会いました、一度読んで損はしません。
http://www.longwavegroup.com/about/japanese/japanese.php