「この記事は管理人の妄想であり、何の根拠も信頼性もありません。」


水曜、木曜、そして多分金曜プリマーケットが最大の買い増しタイミングです。

今年はカレンダーの関係で夏の終わりと雇用統計が隣接しています。先日のジャクソンホールのYellenのスピーチは決してタカ派とはいえなかったのですが、フィッシャー氏の助け舟でFEDはタカ派と捕らえられています。まあ、Yellenは熱心な民主党員で、FED議長に民主党支持者がなるのはとてもまれなことです、これまでの何代かの前任者はみな共和党支持です、彼女が大統領選までは永遠のハト派であるのはしかたがありません。

幸いなことに世の中のトレーダーの多数はモメンタムプレーヤ、trend chaser の「オリコウサン」です。Brexit後のゴールド上昇、金鉱株上昇に飛び乗ってきました、「オリコウサン」はチャートに線を引いてブレークアウトの買いだと判断します。ですこし下落するとストップロスで損失を確定してよかったよかったと思ってくれます。


安く買って高く売る、これがすべて

でも、勘違いしてはいけません、あなたの平均買値などだれも気にしていないし、知りようがありません。これがバフェットくらいならSEC報告を分析してメディアがああのこうのと騒いでくれます。市場は参加者総体の心理で動くものです。


コントラリアンは中長期的な株価の動きをみて大きく売り込まれているアセットの平均回帰上昇を利用します。そのため、短期的なトレンド上方乖離では一部利益確定、短期的なトレンド下方乖離で買い増しを行います。下の図は簡略化されていますが、単なる上昇で売り、下落で買いというわけでなく、対象とするアセットだけでなく、関連する他のアセット動向をみて、総合的トレンドからの乖離を見るのが大切です。
安く買って高く売る、これがすべて-1

たとえ平均回帰上昇を利用するとはいえ、相場が中学校の数学で習ったようなサインカーブになることはありません。そこには予期できないことがいっぱい起きて人の心理を動かし行き過ぎや調整があるのはあたりまえのことです。チャートだけを見ていると市場の向こうには自分と同じトレーダーが居ることを忘れてしまう人がいますが、「オリコウサン」が居ないとコントラリアンの売買を受け止めてくれる人がいなくなります。コントラリアンは「オリコウサン」に感謝しなければなりません。

CoTリポートは火曜のデータを金曜遅くに開示するので、今回の雇用統計発表には間に合いませんが、ここ数日のゴールド下落を見ると投機筋LONGはそれなりに解消されているのではないかと思います。もしゴールド価格が1300を切るほどに下落すれば、金鉱株への心理はとても弱くなり、HUI/GoldやDGXJ/Goldは大きく後退するでしょう。数字の大台というのは人の心理に大きく影響します。

決して、1300を切ると予想しているわけではないですからね。誤解しないでください。このブログは海外記事を紹介するのが主なのですが、最近、コメントに、「このブログで推奨した・・・」とか書かれると、英語以前に、日本語のコミニュケーションに問題があるようで、こういうブログを書くこと自体を止めたほうが良いのでは・・・と思ったりします。また市場に対する考え方は人それぞれです、コメント欄に管理者確認は無いので、だれでも何でも書けます。思うがままのことを書いてください。ただ私はブログのコメント書き込みで議論するつもりはまったくありません。違う見解も当然あるはずで、私としては、アッソウ、でしかありませんので、あしからず。

金曜の雇用統計がどうなるかはわかりませんが、このように夢想しています。

1.悪化した場合
  ゴールドは反転、金鉱株のラリーが再開するでしょう。
2.ほどほどに良い場合
  一旦ゴールドは下落するでしょうがそれが底で反転ラリーが始まるでしょう。
3.とても良い場合
  ゴールド、金鉱株が底を迎えるのは来週または再来週になるでしょう。


いずれにしろ資金を分散してGTCで事前に発注しておくことです。相場を見ながら、ここが底だ、なんて手で発注することはできないでしょう? まただれも正確にいつ、どういう価格の底値が訪れるかなど知りようがないのです、ただそのおおむね近くにGTC発注を入れておくことはできるでしょう? そして良くある心理ですが、底を確認して上昇トレンドを確認してから参加した方がもっと良いと思うかもしれません、でもこれは実際にその場に直面すると分かりますが、永遠に買えなくなります、相場なのでさらに下落することもあります。底を確認できるのは時間がたってチャート全体を見渡せたときです。

Purchase はしてもChaseしてはいけません。